債務整理の種類を経験者がをやさしく解説。任意整理・個人再生・自己破産とは

債務整理

 借金を抱えていて債務整理をしたいという方は多くいると思います。

 僕も以前借金を抱えており、債務整理によって借金が無くなった過去があります。

↓僕の過払い金による借金返済体験談はこちら↓

 まずは、自分の借金を把握し、専門家への無料相談から始めるのですが、実際弁護士や司法書士などの専門家に相談し、依頼した後にどのような債務整理の方法があるのでしょうか。

 相談時には借金に合わせて専門家の方がどの方法が良いか提案してくれますが、短い無料相談の時間の中で、ある程度知っておいた方が早く話が進む場合もありますし、相談前からじっくりと考える時間があり、ある程度のイメージも出来ますので、知っておいて損はないと思います。

 そこで今回は「債務整理で知っておくべき3つの種類」について記載していきます。

 借金は整理したいけど最初に何をやれば良いかわからないという方は、過去の記事に書いていますので、参考にしてください。

任意整理

 任意整理とは

 任意整理とは貸金業者との交渉を行い、月々の返済額を減らして3年から5年間の間で計画的に借金を返済していくことです。つまり一定の収入があることが必要です。

 基本的には弁護士や司法書士などの専門家に依頼して交渉を行っていくことになります。専門家に依頼せず個人で交渉も出来ますが、現実的にはかなり難しくなります。

 交渉内容としては、利息制限法で定められた利率より高い利率で利用していた場合は、差額分の金額の減額の交渉を行います。過払い金と言われるものです。また、過払い金が発生していなかった場合にも、交渉によって将来の利息をカットして月々の返済額を減らしていく場合もあります。

 僕もこの任意整理により400万円ほどの借金を返済出来ました。過払い金が発生していたので、過払い金分で当時の借金と弁護士費用を賄うことが出来、さらに少しですが手元に戻ってきました。

 過払い金が発生する可能性があるのは以下の場合です

  • 2010年(平成22年)6月17日以前に借り入れを始めた場合
  • 借金を完済してから10年以内の場合
アヴァンス法務事務所

 任意整理のメリット

 任意整理のメリットは以下のようになります。

  • 貸金業者からの直接の催促が止まる。(専門家に依頼した場合)
  • 裁判所を通さないため、手続きが簡単。
  • 過払い金が発生し、その分借金が減額出来ることがある。

 任意整理のデメリット

 任意整理のデメリットは以下のようになります。

  • 信用情報機関にブラックリストとして登録されるため、完済後も数年間は、新たな借り入れが出来なかったり、ローン等が組みにくくなる。(過払い金で借金が返し終わればブラックリストには載りません)
  • あくまで貸金業者との任意の話し合いのため、和解に応じてくれず借金の減額が出来ない場合がある。
  • 支払いは楽にはなるが大きく借金の金額が大きく減ることはない。(過払い金がある場合はその限りではありません)

個人再生

 個人再生とは

 個人再生とは、裁判所に再生計画を提出・認可決定を受けることで、財産を維持したまま、大幅に減額された借金をおおよそ3~5年間で分割返済していく手続きです。こちらも任意整理同様、減額された借金は返済していくので、一定の収入があることが求められます。

 裁判所手続きのため面倒な手続きが発生します。専門家に依頼せず自分で行うことはかなり難しいでしょう。

 また、個人再生は借金の原因を問われません。もちろん任意整理も借金の原因は問われないのですが、自己破産になるとギャンブルなど借金の原因によっては、裁判所から認められない可能性があります。

 個人再生には「小規模個人再生」と「給与所得者等再生」の2種類がありますが、一般的には「小規模個人再生」を選択する方が多いようです。理由ですが、借金の減額の幅がより大きい所にあります。ただし、小規模個人再生では貸金業者の2分の1の同意が必要です。同意が得られない場合は「給与所得者等再生」を検討することになります。

 減額される金額は、借金自体の金額によって変わってきます。借金が500万円以下であれば最大で5分の1、もしくは最低弁済額の100万円にまで減額されます。

 個人再生のメリット

  • 借金の原因にかかわらず行うことが出来る。
  • 借金の大幅な減額が可能。(500万円以下の借金の場合5分の1もしくは最低弁済額の100万円まで減額)
  • 裁判所手続きのため強制力がある。
  • 貸金業者からの直接の催促が止まる。

 個人再生のデメリット

  • 信用情報機関にブラックリストとして登録されるため、完済後も数年間は、新たな借り入れが出来なかったり、ローン等が組みにくくなる。
  • 官報に住所と氏名が掲載される。(官報は国が発行するものですが、一般の方が目にすることは殆どありません。家族や勤務先に知られることリスクは多少は残りますが、かなり少ないです)
  • 他の債務整理より費用が高くなる可能性がある。
  • 保証人が付いている借金の場合、保証人に影響が出る。
  • すべての債務が対象となる。(個人に対する借金や携帯代の未納等)

 デメリットの中に「費用が高くなる」とありますが、減額される借金額を考えるとトータルでは大幅な借金の圧縮に繋がります。初期費用が無いという方もいると思いますが、弁護士や司法書士では、費用の分割や後払い等の相談に乗ってくれるところが多いので、まずは費用も含めて相談してみましょう。

 過去に「債務整理したいがお金が無い時に知っておくべき3つのこと」という記事を書いていますので、そちらも併せて読んでみてください。

自己破産

 自己破産とは

 自己破産とは、債務者の財産・収入が著しく不足し借金返済の見込みがないことを裁判所に申し立てを行い、最低限の生活用品以外の財産を清算し債権者に弁済した上で、その後の借金の返済義務を免除してもらう手続きのことです。ただし、税金の滞納は支払う必要があります。

 裁判所を介する手続きになりますので、もちろん個人で行うのは難しく、弁護士等の専門家に依頼することになります。

 自己破産は借金の免責(免除すること)が目的ですので、一定の収入が無くても申し立てを行うこと出来ますが、一定以上の価値のある資産はお金に換えて債務者への返還に充てられます。ただし、生活に必要な最低限の家財等はこの限りではありません。一般的には20万円を超えない財産は手元に残すことが出来ます。

 逆に言えば、一定の収入があり任意整理等で返済可能と裁判所が判断すると、申し立てが通りませんので、他の返済方法を検討することになります。

 収入に対して借金返済が追い付かず、生活が困難な方にとっては、国が定めた最後の砦になります。

 自己破産のメリット

  • 借金がすべて免除される。
  • 貸金業者からの取り立てが止まる。債権者からの訴訟も禁止され、提起済みの訴訟も中断される。

 自己破産のメリットは、借金がすべて免除されることに尽きます。本当に借金により生活が困難な場合は、借金から解放されて新しい一歩を踏み出すことが出来ます。

 自己破産のデメリット

  • ギャンブルや過剰な浪費等、借金の原因により申し立てが通らないことがある。
  • 信用情報機関にブラックリストとして登録されるため、完済後も数年間は、新たな借り入れが出来なかったり、ローン等が組みにくくなる。
  • 官報に住所と氏名と共に自己破産情報が掲載される。(官報は国が発行するものですが、一般の方が目にすることは殆どありません。家族や勤務先に知られることリスクは多少は残りますが、かなり少ないです)
  • 生活に必要な財産を除く財産が没収される。(おおよそ20万円以上の財産)
  • 時間と手間がかかる。(おおよそ半年から1年)
  • 破産手続き中は自由に住居の移転が出来ず、郵便物も破産管財人に転送されチェックされる。また、一定の職業・資格の使用が制限される。(弁護士等の士業・質屋・生命保険外交員・宅地建物取引主任者・警備員等)

 自己破産はデメリットが多くありますが、借金がすべて免除されるというデメリットを上回る恩恵があります。ただし、自家用車等も資産と見なされるので、車も没収される場合があります。自家用車が仕事に必要で、且つ一定の収入がある方は他の債務整理を検討した方が良いかも知れません。

 以上の様に、債務整理には3つの種類があります。自分の条件に合った方法で整理を行っていきましょう。

 大事なのは、1日でも無駄にしないことです。これを読んで債務整理を始めようと思ったら即行動し、無料相談から始めてみましょう。

モノタ

普通のどこにでもいるモノノフサラリーマン。過去に借金返済経験と休職経験あり。
自身の経験をもとに、同じような悩みを抱えている人に向けた記事を書いています。

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